本日の国会中継を見ていました。
その中で、奨学金についての内容がありました。
ちょうど今頃の時期は、「奨学金」について聞かれることが多いです。
ご興味を持たれる方も多いと思いますので内容をシェアさせていいただきますね。
途中から見たため、最初の部分は欠けておりますがご容赦ください。
日本の大学の授業料が高いのか安いのか?
学生への公的支援が多いのか?少ないのか?
国会中継の中で、興味深いグラフがありましたのでご紹介します。
グラフを見ると、 日本は授業料が高い。
その中で、日本と同じか、それよりも高い国もあります。
アメリカやオーストラリアです。
そのアメリカやオーストラリアは、公的支援が高いのです。
やはり日本は、諸外国と比べると教育費の負担が大きいです。
国立大学の授業料は、30年前の約17倍。
その他に、国会中継では次のような話しもありました。
国立大学の授業料の増加
1975~1980年 36,000円
2010~2013年 535,800円
約17倍
もちろん物価は上がっているけれども、比較すると所得はそこまで上がっていない。
当時の学生に比べて、奨学金を借りる額がかなり多くなっていて、負担が重くなっている。
ある女性の例
約600~700万の借金をかかえている。
利息を加えると800万になってしまう。
とても不安。
返したくても返せない人がとても多い。
3人に1人が結婚に影響があると返答
「奨学金返還による生活設計の影響」という調査。(結婚に焦点をあてたもの)
20代の方へのアンケートによると、
結婚に影響あり 3人に1人
今や派遣、非正規社員が増えている
しっかりと賃金を得られない中での返済は厳しい。
給付型の奨学金について
返済しなくてよい給付型奨学金の課題
1 同世代で働いておられる方との公的資金の使われ方との公平性
2 財源
3 対象者をどうやって決めるか
4 給付のあり方 (例えば、万が一中退した時にどうするか?など)。
導入するとなると恒久的な制度になるので、恒久的な財源の確保策を十分に議論すべき 。
奨学金の返済ができなくなったら猶予する
返済猶予という制度を知らずに延滞している人
延滞金利は5%です。
2年前は、なんと10%でした。
5%とになったといっても、これに苦しんでいる。
これは日本の国にとってどうなのか。
家庭の経済状況に左右されずに進学ができるように。
卒業後の所得に応じて柔軟に月々の返還額を決める
「所得連動返還型奨学金制度」
が2017年4月の入学者から導入されるようです。
少しずつ、前には進んでいます。
以上、本日の中継の内容でした。
連日のように、奨学金のニュースや話題がテレビを賑わせています。
私にとっても、4月から大学生になる息子がいるためとても関心のある内容です。
そして、大学進学にかかる費用の大きさも、今まさにヒシヒシと感じています。
ご相談に来られる方にも返済中の方が多く、実際に苦労されている方もいらっしゃいます。
本当に、誰もが家庭の経済状況に左右されずに進学ができるようになりますように。
知っておいた方がよい奨学金のお話し
ご興味ある方がいらっしゃれば、講座や勉強会を開催いたします。
開催希望などありましたら、お問合せページより遠慮なくご連絡下さい。
参 考
奨学金に関しては、このホームページのお役立ち情報に何度か掲載させていただいています。
もし、ご興味ありましたらご覧くださいね。
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