DVが原因で離婚された方は、こんな奨学金があることを知っておいてくださいね。
本日の夕方のYHOOニュースに、こんな記事が載っていました。
政府は17日、犯罪被害者の子どもに奨学金を無利息で貸与する現行制度について、返済が不要な給付型に見直すことを決めた。
振り込め詐欺でだまし取られ、被害者に返還されずに残ったお金を有効に活用し、犯罪被害で親を失うなどした子どもへの支援を充実させる。金融庁と財務省、内閣府の合同会議が17日、大学・大学院生に一律月5万円(入学時30万円)、公立の高校生に月1万7000円(同5万円)を給付する案をまとめた。私立高は月2万5000円(同5万円)とする。
政府は来年度中に関係政省令を改正し、新奨学金制度の募集を始める。利用者は300人を上限とする。
犯罪被害者の子供を対象にした奨学金というのは、「まごころ奨学金」というものです。
これは、保護者(父または母など)が、理不尽な犯罪に遭た場合に受けられるものです。
現在は、無利息で返済義務のあるものですが、来年度から給付型(返済不要)になるということです。
そして、通年で受付が可能です。
DV、ストーカー、詐欺、交通事故などももちろん含まれます。
DVが原因で離婚された方は、お子さんの奨学金の申請を考えられる時には「まごころ奨学金」の存在を思い出してくださいね。
給付の額
大学・大学院生 月5万円(入学時30万円)
公立の高校生 月1万7000円(同5万円)
私立高校生 月2万5000円(同5万円)
この奨学金の財源は?
この奨学金の財源というのが、なんと振り込め詐欺に使われた口座に入っていた資金だというのです。
このお金は、「犯罪被害者等の支援の充実のために支出されること」と国の議論を経て決められました。
もちろん、被害者の方に返金できるものはお返しして、それでも返金できずに残ったお金です。
あまり知られていないためか、当初200~300人を想定していたものが、昨年の9月の時点での受給者は55名だけ。
成績などの条件はつかないので、申請すれば受給できる確率は高いのではないでしょうか。
給付型になれば、利用しやすくなります。該当される方は、ぜひ申し込んでくださいね。
給付型奨学金について
今回の給付型奨学金のように、返済義務のないものは他にもたくさんあります。
返済義務のある奨学金は借金と同じ。
検討する時は、できれば給付型から探してみて下さいね。
民間企業がやっているもの
ひとり親家庭対象のもの
学校独自のもの
区市町村のもの
本当に色々なものがありますが、「我が家」が該当する応募条件のものは自分で探さなければいけません。
案外、人からはなかなか教えてもらえないものです。
このホームページのお役立ち情報にもこれから少しずつ載せていきますね。(*^^*)
ご参考
日本財団 まごころ奨学金について
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