2023年ジュニアNISAの制度終了。どの後どうなる?
みなさんは、
お子さんの教育費って、
どのように貯めていますか?
もしかして、
まだ学資保険?
それともジュニアNISA?
今日は、ジュニアNISAが廃止になるということと、廃止になることで使い勝手がよくなるというお話をしたいと思います。
ジュニアNISAってなぁに?
日本に住んでいる0歳から19歳の人が、金融機関に未成年者口座を開設して利用できる制度です。
未成年者の金融商品の売買には、親権者の同意が必要です。
そのため、実際には親や祖父母が子どもの将来のために資産運用して貯蓄するための制度です。
年間80万円までの非課税枠内で買い付けた株や投資信託などの値上がり益や、配当金・分配金に対して、
税金がかかりません!
この非課税枠を最長5年間利用できます。
つまり、
80万円×5年間=400万円
400万円までが非課税枠になります。
通常であれば、値上がり益の20.315%の税金がかかります。
非課税の効果は大きいですよね。
子どもが20歳まで運用することができ、それ以降は一般NISAに移行することで継続できます。
ただし、デメリットがあります。
18歳まで引き出しができないということです。
人氣がなくて終了!?
2023年をもって、この制度が終了することになりました
一般NISA、つみたてNISAに比べて利用者が少ないことが理由のようです。
もともと、運用益非課税の税優遇を受けて大学進学費用が貯められるという趣旨で始まったジュニアNISAですが、本来の「教育費準備のため」という目的では「使いづらいな~」という印象でした。
18歳まで換金できないことが利用者のハードルの高さになっていたと感じます。
教育費は、大学入学の時にだけかかるものではありません。
・高校受験・大学受験のための塾代
・受験費用
・推薦入学の入学納入金
それまでにかかる費用もあります。
ですが、これらには間に合いません。
お金がたくさんあって、iDeCo、一般NISAもしくは積み立てNISAを親が利用した上で、
さらに世帯での非課税枠を増やしたい…
そのような人にとっては、メリットがあったのだと思います。
制度終了で、どうして使いやすくなるの?
2023年で終了するこの「ジュニアNISA」ですが、新たに買い付けることはできなくなりますが、それ以降も持ち続けることはできます。
2024年以降に売却した場合も非課税です。
そして、ここが大事!
最大のデメリットだった、18歳まで引き出せないというしばりがなくなります。
廃止後の2024年から自由に引き出せるようになるのです
圧倒的に、使い勝手がよくなりますね。
ただし、商品の購入は2023年までです。
今から利用するとなると
2021年、2022年、2023年
この3年間で
80万円×3年=240万円
までの非課税枠は利用できます。
教育資金を
どこに預けておこう?
「学資保険に預けても増えないしな~」
と考えていた方にはこのジュニアNISAのラストチャンスを利用するのも手ですね。
※株や投資信託などは元本保証ではありません。
運用成果によってはマイナスになることもあります。
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